あぐり窪川のものづくり

地元食材の「美味しさ」を引き出す商品づくり

四万十町は海・山・川の食材が豊富な町です。

すぐに思い浮かぶものは、海の幸のシイラ・伊勢エビ、川の幸のアユ・ウナギ、山の幸のしいたけ・栗などでしょう。農業と畜産業も盛んで、高い評価を得ているものとして、仁井田米・生姜・ニラ・ミョウガ・四万十ポーク・窪川牛などが挙げられます。このうちのいくつかを説明しましょう。

まず、四万十ポークです。四万十町は高知県内産豚肉の7割以上を生産する畜産の町でもあります。経験豊かな畜産農家が飼料と肥育期間に妥協を許さず、四万十町の清らかな水と澄んだ空気のもとで一頭一頭大切に育てます。こうして生まれたのが四万十ポークであり、肉質が柔らかく、甘みが強いという特徴を持っています。

次に、生姜です。高知県は生姜の生産量日本一の県です。その中でも四万十町は最大の生産量を誇ります。つまり、生姜生産量日本一の町なのです。

それから、仁井田米です。お米は太陽の光が注ぐ日中にデンプンが生成され、気温が下がる夜の間に栄養や旨味成分がギュッと閉じ込められます。また、お米の栽培には水も非常に重要で、澄んだ美味しい水がお米の味わいを大きく左右します。四万十町窪川地区の台地部（昔は仁井田郷と呼ばれていました）は霧が多く、また朝夕の寒暖差も大きいのが特徴です。加えて、清流四万十川やその支流の清らかな水にも恵まれています。まさにこの地区はおいしいお米ができる自然条件が見事に揃っており、ここで栽培されるお米が仁井田米と呼ばれているものです。

仁井田米にはさらにもう一つ特徴があります。それは、ほのかに香る品種もあれば、あるいはその香る品種がブレンドされているものもあるということです。ご飯が炊き上がるときやお茶碗によそった際にいい香りがします。食欲を増し、味だけでなく香りでもご飯を楽しむことができるでしょう。

株式会社あぐり窪川は、これら豊富な地場産品の品質・味を活かしたものづくりに創業当初から真剣に取り組んでまいりました。主原料については、まずは地元食材の中から選び出し、無理であれば高知県内に求めます。それでも無理であれば全国に広げはしますが、それ以上追い求めることはせず、あくまでも国産にとどめるよう努めています。これも私たちのこだわりの一つです。

2020年3月には最新機器が備わった衛生的な新加工場が完成しました。さらなる力が加わったこともあり、株式会社あぐり窪川はこれからも地元食材にこだわり、地道な商品開発を重ねてまいります。そして、皆様にご満足いただける安心・安全な商品をここ四万十町からお届けします。